ご主人様と私。


優しいにおいをしたご主人様。


日向ぼっこをしている時も、餌を食べている時も。

邪魔はしないで、いつも私を眺めている。

無理に構ってもらうより、すごく心地よい。

たまに撫でてくれたその掌の温かさ。


子供にイタズラをされた時は、腕の中でなぐさめてくれた。

近所の野良と喧嘩したあとも、心配してくれた。



でもごめんなさい、私の命は貴方の半分ほどもありません。

老いて枯れて、もうそろそろ私は息をひきとります。



今までありがとうございました。


貴方につけられたミケという名前を忘れはしません。


愛しています。



優しいにおいをした私のご主人様。